窓ガラスがあるから私たちは窓を意識できる

mado_niwa
近頃では斬新で奇抜な発想の建築家が多いので、日本の住宅というのも随分と外国風の住宅に代わってきています。私が子供の頃であれば、わらぶき屋根のお家がほとんどでしたが、その後バブルの絶頂期になると日本風の住宅へとどこもかしこも建て替えられました。従って今では、わらぶき屋根のお家とか古いお家を探すのにも苦労するくらいです。それに近頃では、〇〇ホームというのが流行るようになってきており、従来からの日本風の住宅というのも少なくなりつつあります。

ところでそんな風にどんどんと日本の住宅というのも外国風のお家へと様変わりしていますが、それでもどんなお家にも窓ガラスというのは取り付けられています。当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、何気なく取り付けられている窓ガラスには、とても重要な役目があるといえるのかもしれませんね。

例えば、窓ガラスがあるから私たちは窓を意識できるのでしょうし、窓ガラスではなくてそこが壁であったらまず見ることすらしないでしょうね。もちろん窓ガラスを見るというよりも、窓ガラスが透明ガラスの場合にはガラス越しに見える情景を何気なく見ようとするのだと思います。やはりお家の中に居ながらにして、窓ガラスがあるために外の景色を見ることができるというのは都合がよいでしょうね。あるいは、都合がよいというだけでなく朝起きた際に、リビングの窓ガラス越しに庭の景色を見ると清々しい気分になるでしょうね。そういう意味では、窓ガラスは癒し効果があるといえるのかもしれませんね。

もちろん、窓ガラスの役目というのはそれだけではありません。熱効率の面からみると、窓ガラスなんてないほうがよいといえるでしょうね。ところが、窓ガラスが全くない壁に覆われたお家というのは、息苦しささえ感じるのではないでしょうか。また窓ガラスを通して、外から太陽光が差し込んでくるというのも大切なことだと思うのです。