私が街で見つけた印象的なガラス建築について簡単に紹介をしたいと思います。以前、東京国際フォーラムに行った際に見たガラスホール棟には感動をしました。まるでコロシアムや野球場の建造物の壁材を全てガラスに置き換えているかのように、鉄骨以外は全てガラスだけのようでした。この東京国際フォーラムは、2000年になる以前に建造された建物でもあるので、今から逆算をするとすでに20年程前に建てられていることになります。
そんな昔に相当するような建築物であるにもかかわらず、大量のガラスを使用している建物というのはそう多くはないと思うのです。しかも、その当時においてガラスを相当数使用した建物というのは、随分と斬新なアイデアであったに違いないでしょうね。もちろん、無骨な壁材の代わりにガラスという透明感が全面的にクローズアップされるような材料を惜しみなく壁材の代わりに用いていることもあり、その芸術的な評価は相当なものでしょうね。私のような芸術にはあまり関心のない者でも感動をするくらいなので、そうした方面に秀でている方が見るならば、芸術的な建造物そのものと言えるのではないかと思うのです。
ところで、理想と現実とは相矛盾するものなのですが、きっとその当時の建築法に違反することもなかったのでしょうね。そうは言っても、あれだけガラスを使用していることもあり、石を放り投げたら壁材代わりでもあるガラスが割れてしまうのではないかという心配も無きにしも非ずです。
そこで、もう少し壁材に使われているガラスの強度について調べてみることにしました。すると、壁材代わりにもなっているガラスの厚みは、何と19ミリ程ある強化ガラスを二重に貼り合わせた複合ガラスなのだそうです。しかも、単なる芸術的な面だけでなく、台風や地震などを想定した建物のようですね。ただし、その当時1640億円程の税金が投入されており、批判も多かったようですね。