自作の風鈴で過ごす夏

wind_chime
大学教育までが一般的となった最近、世間では進学を機に「親から離れて独り暮らしを始める」学生が春先を中心に増加するそうです。まぁ中には、実家から大学に通えるというラッキーな人もいるようですが、あいにくと僕はその類の幸運には恵まれず、現在は一人で関西地方の下宿にお世話になっています。
この下宿=要は賃貸アパートは、築何十年も経っているいわゆる「オンボロ物件」ですが、良いところがいくつかあり、僕もそこが気に入ってここに住んでいる次第です。

まず第一に通っている大学まで徒歩十分と、非常に僕にとっては立地条件が良いこと。通学にこれ以上お金を掛けずに済むのは、正直かなりありがたいのです。
そして第二に、この下宿自体が「学生専門」みたいなところがあり、アパート内には同じ学校に通う知り合いが結構住んでいることが挙げられます。人間、何かの共通項があると仲良くなりやすいもので、僕もこの例に漏れず、同じ学校に通う、アパート仲間とかなり仲良くなりました。

先日、その中の一人が「夏休みは実家に帰るが、廃棄するガラスを加工して自作の風鈴を作りたいやつは一緒に行かないか?」と声をかけてくれました。どうやら実家がガラス細工工房をしていて、そこで最近ガラス加工体験教室をやっており、もし興味があればと誘ってくれたようです。
「自作の風鈴で過ごす夏もいいよね!」ということで、有志が何人か集まり、次の夏休みはアーティスティックなものにしたいと、今から楽しみにしているのでした。

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