客間の窓ガラスにどうしても取れない汚れがある

kyakuma_mado
私は小さいころから、「神経質なくせに大雑把」な性格をしていると、よく両親に言われてきました。これはどういうことかと一応説明しておくと、例えば「小学校などで翌日の授業を物凄く気にするくせに、実際には相当雑に時間割を合わせてしまう」など、相反する部分が私の中にはあると、両親は言うのです。
この時間割の例のように、「最初はとても注意している」事柄も、どうも「現実にその部分に取り掛かるといい加減」に処理してしまうのが私の生まれ持って性質のようで、中学生くらいの頃は自分でも治したいと思い色々と努力してみましたが、どうしても改善することは出来ませんでした。
結局、大人になった今では「これも私だから仕方ない」とすっかりとあきらめが入り、この「神経質な癖に大雑把」な性格と折り合いをつけています。

さて、私がこんな風な気質だからか、成人してから後、結婚した相手も割合に大らかな性格をしている男性となりました。夫は先にご紹介したような、私の相反する性質の部分を目の当たりにしても、「まぁそういうこともあるだろう」と軽く流してくれ、両親のようにいちいち指摘などしてきません。
以前も夫婦で住んでいた家の客間の窓ガラスにどうしても取れない汚れがあったのですが、私は最初はこれを何とか掃除しようとしていたものの、途中でめんどくさくなり、ガラスごと交換の手配をした時も、彼は特に何も言わずに認めてくれました。
今になって、この時の窓ガラスの交換で汚れを何とかしたことは、自分でも正直「雑すぎる」と思ってしまいますが、夫がそれを認めてくれてよかった、そんな彼を選んだ自分の決断は間違っていなかったと思う、私なのでした。